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カテゴリ:映画( 637 )

情婦

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情婦
憶えてないくらい前に観た「モロッコ」が唯一観たマレーネ・デートリッヒだとしたら2本目のこの映画は、監督ビリー・ワイルダー、原作アガサ・クリスティだそうで、面白かった。
時代というのは、考えてみたらほんの100年以内に起こっていることが、計り知れないくらい遠い昔のことのようで、この人が亡くなったのも1992年といえば、同じ時代を生きていたとも言える不思議。最近知ったのは太宰治と松本清張が同じ歳という事実。39歳で亡くなった太宰治と42歳で小説家デビューした松本清張では、全く世代が違うと錯覚してしまう。
長生きしたマレーネが生まれたのは1900年といえば、遥か昔の人だとも思えるのもまた錯覚か。
よくできたストーリーで、まんまと騙され振り回されて心地よし。
背景に騙され、見た目に騙され、隠された感情にも変装にも騙されっぱなし。これが私が生まれる前にできた映画だというのも、また痛快。


by dandanjunjun | 2019-09-14 00:06 | 映画 | Comments(0)

アマンダと僕

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アマンダと僕
加害者の情報はメディアで流されるものの、被害者に関しては知られるものは限られる。
その意味が良く分かった。
大切な人を失った以上、それ以上に失いたくない。残された者が生きていく上で守られなければいけないもの。悲しみを乗り越えなければ生きられない、生きなければいけない人の性。たった7歳の子供が母親を失っても生きるために乗り越えなければいけないものが、やっぱり人の温もりで、それが近い遠いに関わらず、時間ではなく縁であるものなのかと感じる。
何かに依存しなければ生きられないと言えばそうだけど、依存する何かを見つけるのもまた人の性?

by dandanjunjun | 2019-08-11 22:42 | 映画 | Comments(0)

主戦場

主戦場
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日系アメリカ人が大学院の卒業制作で撮ったということ。
メディアを観て疑問に思った慰安婦問題を公平な立場で両側から取材とあるけれど、観た感想を言うと、この監督自身が偏っている。
保守派論客と言われる人たちの証言の後に、覆い被すように反論する証言を入れている。もちろん語る内容は編集されていないけど、観る側としてはどうしてもそちらに傾いてしまう。
私も無かったこととしている日本側の姿勢に疑問は抱くし、そこに辿り着く行程は必要不可欠だけど、もう少し客観的に作ってくれたらと思ってしまった。
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続けて観たこの映画。
日本のテレビ局がウズベキスタンへ番組を撮りに。レポーターの女性が、知らない地で出会った人や物を通して自分を見つめ直す、みたいな。ウズベキスタンという国の国民性のようなものが、控えめに描かれながら、触れていく感じは心地良いのだけれど。
正直良いのか悪いのかよくわからない映画。
ただ、主戦場を観た後だからか、日本人の誇りというものを考えた。
戦争に負け、今尚外国から慰安婦問題で蔑められるだけの日本人ではない。
過ちは認めても、他に誇れるものがたくさんある。そういうものを台無しにしないように、自信を持っているべきだと。

by dandanjunjun | 2019-07-22 11:28 | 映画 | Comments(0)

幸福なラザロ

幸福なラザロ
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1番驚いたのは80年代のイタリアで、小作人制度廃止って。しかも実話を元にされた風刺。世界は計り知れない。この主演男性はこれがデビュー。確かに演技というほどではないけど、その存在感の無垢さと透明感には眼を見張るものが。いや一言で言うとかわいい。なで肩。

by dandanjunjun | 2019-06-30 20:41 | 映画 | Comments(0)

あらくれ

あらくれ
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久しぶりにYouTubeで。成瀬映画が観たくなったのか。この高峰秀子さんは絶品。
不幸とも言える境遇に屈せず、したたかに生き抜く逞しい女性。ちゃんと男に惚れてるけど、自分を奮い立たせ流されない。まだ女性が生きづらい世の中で、こんなに強い女性がいたんだと思うと嬉しい。ダメな男たちがまた良くて 笑

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まだ貰い手が見つからないので、2匹を育てるのにくたくた。子育てってこんなだったかと、毎日ミルク、掃除、洗濯を何回か繰り返し。出かけられないから自宅で映画を。
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おもてなし  とは違う。
ドイツだけではない難民の受け入れは大きな社会問題。それをこんなに洒落て作れるセンスが良いなー。現代社会の歪みを、ある意味素朴に生きているアフリカからの難民青年が正していく。今はそれが普通なの   と誰もが思っていることが、少し前までは違ってたと気がつく。状況は変わっても普遍的な大切なものがあるってことを面白く描いて気持ちいい。


by dandanjunjun | 2019-06-08 17:21 | 映画 | Comments(0)

バイス

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バイス
このクリスチャン・ベールって人の姿が見えない。誰ってくらいの模写。
アメーリカというもの。
これが コメディ って言っていいのか。
笑えないアメリカ。
笑おうという洒落でもなく。
恥部とするのかはたまた。
でも自国を晒け出せるのが救い。
見習うとこもありと言える気がして。
眠たかったけど寝なかった。

by dandanjunjun | 2019-05-03 01:43 | 映画 | Comments(0)

歓びのトスカーナ

歓びのトスカーナ
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毎度毎度言うのもなんですが、この邦題。
さっぱり意味がわからないし、観た後もわか、ない。
映画は。
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが出てるなら観たいわとWOWOWを録画。
どんな役もこなせる女優さん、素敵だ。
心を病んだ2人の女性。
施設を抜け出してから少しづつ何故心が壊れたのかが分かり、何を求めているのかがわかる。
割と細やかにそれを綴り、表現する女優2人は見事だった。
何かが壊れるには理由がある。
繊細で優しい人は脆くて儚いけど、支えてくれる人に出会えたら立ち上がる事ができるのかも。

by dandanjunjun | 2019-04-17 19:38 | 映画 | Comments(0)

納屋を焼く

納屋を焼く
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読んだから、ところどころそれとわかる感じがしなくもないけど。
そのくらいで、しかも日本語じゃない言語で、そして更に英語じゃないのが良かったような気がする。
本を読んだ雰囲気とは違うけど、この監督がこう捉え、今の韓国に落とし込んで創ったら、ちゃんとしたものに出来上がった。
こんな風になるんだって素直に楽しめる作品になっていた。


by dandanjunjun | 2019-04-15 23:05 | 映画 | Comments(0)

吉原百人斬り

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吉原百人斬り
内田吐夢監督。
「妖刀物語」とは。
兎に角面白い。
捨て子を拾った善良な夫婦。
しかし、その赤ちゃんの顔には大きな痣が。
そして、その傍には立派な刀。
時は過ぎ、捨て子は立派な大店を持ち、育ててくれた夫婦に習い善良に生きているが、顔の痣は見る者が目を背けてしまう。
嫁のきてもなく、虚しく見合いをしては断られ。落ち込んでるところを励まそうと連れて行かれた吉原にハマっちまった。
こういう時代物をあまり観てなかったので、新鮮で面白い。
吉原も、花魁道中も華やかに見せて、クライマックスの凄さと、儚さ。
悪い奴はとことん悪く、だけど最後はスカッと胸がすく。
タイトルの意味が最後にようやく。
片岡知恵蔵と水谷八重子。
あぁ面白かった。

by dandanjunjun | 2019-02-10 22:15 | 映画 | Comments(0)

I feel pretty

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I feel pretty
劇場予告で観て、面白そうとは思っても、所詮ラブコメをわざわざ映画館で観るのか。
で、グズグズ行かないでいたのに、人が良いと言えばあっさり行くという。
行って良かった。
この年になっても、「あっ」と気付かされるもんです。
コンプレックスで萎んでいた女の子が、何故か頭打ってから「イケてる」ように自分が見えてしまうというあり得ない設定。
でも不思議。
自分が変わったと思えば、どんなにも輝ける。
それがとても上手く伝わってくる。
周りの目が変わる。
でもそれは良くも悪くも自分次第なんだと。
そうかそうか、そうなんだ。
自分を輝かすことができるのは自分を好きにぬることからなんだ。
と今更この年でも頷いてしまう。
かわいいお洋服、こういうの観るとSATC観たくなるな。

by dandanjunjun | 2019-01-18 00:16 | 映画 | Comments(0)