モン・ロワ

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モン・ロワ
マイウェン監督。
女性監督でこの主演女優は私も前に観た映画の監督も。天は二物を与える。
なんてことはない話なんだけど。
そこら辺にありそうで、古典的とも言えるストーリー。
が、しかし、年代のせいか、ヴァンサン・カッセルが王様にも見えて。
人は自分にないものを追い求めてしまうのかなぁ。
手に入れたいという欲求と、ああなりたいという憧れ。
破滅しないで立っていられるのは、やはり根底に愛があったからかなぁ。
消えてしまって見えなくても、儚く散ってしまっても、一瞬でも輝きを放った愛は、その存在だけはどこかで主張しているのかもしれない。
そこにいたよ。
確かにあったよ。

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# by dandanjunjun | 2018-06-20 14:14 | Comments(0)

ハッピーエンド

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ハッピーエンド
って全然それらしくないタイトル。
近くの映画館では1日2回上映の一週間だけ。
日曜日に観ようと思ったけど2本でギブアップ。
ささっと夕飯の支度をして夜の回に間に合った。
ハネケらしい不条理な感じは徐々に抜け、どちらかと言えば分かりやすくなってる気がする。
現代の社会問題。
寿命が延びて活躍できないのに生きる時間が増える。これは今から自分にも降りかかるかもしれないこと、もちろん長生きできない場合は違うけど。
どう生きるか。辛いね。
子供にも問題が。
両親の離婚。
SNS問題。
若い世代の問題。
男女。
問題だらけの現代を憂いてそれを表現する監督は多い。
ハネケもその一人だと思うけど、以前の作品のような強烈なインパクトを感じないのは自分がそれに慣れたからか。
それにしてもこの13歳の女の子。
かわいい。

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# by dandanjunjun | 2018-06-06 00:14 | 映画 | Comments(0)

ザ・スクエア

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あまりにも強烈に感じたのでまずはこれ。
リューベン・オストルンド監督。
「フレンチアルプスで起きたこと」は突然の雪崩に遭遇した家族の柱である父親が、
逃げ出した
ということからの、人の心理をが露になっていくさまを意地悪に映した映画だったような印象。
この映画、そのとき思ったのは「ありえない」
私は母親だけど、父親だって子供置いて逃げ出さないんじゃない?って。
でもその皮肉な捕らえ方は面白かった。
果たしてその監督の次の作品は・・・。
さらに意地悪に。
でも、この作品は本当に怖かった。
人  と言うものが覆されるというか。
足元がふらつくというか、生きていることが虚像のように思えて体が緊張。
「美術界を舞台に、格差や差別と言った現代社会の問題をあぶりだし、痛烈な笑いをたっぷり交えながら、人間の本質を問いかけていく」
とあるけど、私はどこでも笑えなかった。
この怖さ、ミヒャエル・ハネケの映画でも感じた怖さに似てる。
群集の心理、そこに埋もれた悪。
見ればわかる明らかな悪じゃなく、綺麗な仮面をかぶった悪。
でもそれを私たちみんなが持っていて、どこにも優しさや真の平等なんてないんじゃないか。
と足元がぐらぐらしてるような気が。
恐怖って、こんなふうに感じるものかと。
パニックルームにいるような怖さをたっぷりと味わった。


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# by dandanjunjun | 2018-06-04 15:05 | 映画 | Comments(0)

友罪

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観たい映画が溜まっていて、昨夜は久しぶりに はしご。
これは2本目にレイトショーで。
地方のシネコン、観客3名。
瑛太だよ、生田斗馬だよ。
二人は実力もある俳優さんでかっこいいだけじゃないけど、こういう役をやってくれると、観ないはずのお客さんが見てくれたりするのがいいと思う。
「重い」だとか「空しい」だとかにわざわざお金と時間を使うことは価値のあること という難しいことじゃなくて、ただ私も観ながらひたすら考えた。
「少年犯罪」
まだ人格形成が成されていない「子供」が罪を犯した場合の将来。
その被害者が子供だったら。
将来をある日突然断たれてしまった子供とその親にとって、加害者の将来はあっていいのか。
そもそも更生とは。
窃盗や傷害など、更生の期待ができるものと、そうでないものがあるように思う。
この映画にもあるように、少年院を出た加害者が本当に更生したのかは誰にもわからない。
「時間」で計るしかない今のシステムガ正しいのだろうか。
加害者にとっても被害者にとっても円満な解決はないけど。
佐藤浩市は未成年無免許飲酒で息子が幼い子供を撥ねて殺してしまった。
夫婦は離散し子供とも会わない。
10年後息子が結婚するという。
相手の人は妊娠している。
「罪を犯した人は幸せになってはいけないのか」
父親は「いけない」と言う。
かわいいに決まっている。自分の息子が罪を犯したってかわいいに決まっている。
その子の孫にだって会いたい。
でもそれは許されないという父親が身につまされた。
私もそう思う。
でも、そうじゃないかも、とくるくると思いが変わりながら映画は続く。
それぞれの人物の立場、思い、そして行動。
どれも正解なのかはわからないしこの映画に終わりはない。


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# by dandanjunjun | 2018-06-01 13:48 | 映画 | Comments(0)

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早いもので父が亡くなって明日で1年。
週末に法要を済ませた。
お墓が東京のため、実家の母を迎えに行ってから東京へ。
ワンルームの息子のアパートに泊まるのもどうかと思うけど、まだ嫌がらないのでもう少しだけ。
「息子に会える」のが楽しみで(笑)、いや父の法要だし。
夕方東京に着き、兄に母を託し息子の元へ。
せっかくこっちに来たのに寄席に行く時間もなし・・・。
ちょっと検索したら走れば間に合う時間に横浜で「OH!RUCY」が。
ジャックアンドベティという映画館、前から行ってみたかったし丁度いい。
駅からそんなに遠くないのでなんとか間に合った。
持ってきた雑誌「cinefil」に載っていて読んでいたのでタイミング良く。
後で調べたら、去年NHKで放映されてた。
女優志望でアメリカに留学してた女性監督が撮った映画。
少々わかりずらかったのが、主人公の43歳の女性の心理。
孤独・・・と言ったっていきなり英会話教室の若い外国人先生にハグされて好きになる?
その前提がわかってなかったから展開を追うのが難しかったけど。
長年の姉妹の確執、孤独、若い姪への嫉妬と、単純に言えばそういうものが吐き出された感じか。
後半の展開がダイナミックだったけど、「ハグ」に癒される寂しさはわかるなあと感じてしまった。
そうかわたしも孤独なんだ(笑)。
息子との少しの時間は本当に楽しくてあっという間。
一緒に暮らしていた頃は話もできない、買い物も離れて(笑)だったのが嘘のようにずっと色んな話をした。
自分の買い物が済んだら「お母さんはいいの?」
もちろん選んだものは否定されて購入には至らずだけど。
普段新しい友達と少し大人ぶって付き合ってるのか、私との食事のときは甘いジュースを飲む息子が、そのうち「彼女」なんて紹介してくれるのか。
楽しみのような・・・。


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# by dandanjunjun | 2018-05-31 11:07 | 映画 | Comments(0)