ザ・スクエア

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あまりにも強烈に感じたのでまずはこれ。
リューベン・オストルンド監督。
「フレンチアルプスで起きたこと」は突然の雪崩に遭遇した家族の柱である父親が、
逃げ出した
ということからの、人の心理をが露になっていくさまを意地悪に映した映画だったような印象。
この映画、そのとき思ったのは「ありえない」
私は母親だけど、父親だって子供置いて逃げ出さないんじゃない?って。
でもその皮肉な捕らえ方は面白かった。
果たしてその監督の次の作品は・・・。
さらに意地悪に。
でも、この作品は本当に怖かった。
人  と言うものが覆されるというか。
足元がふらつくというか、生きていることが虚像のように思えて体が緊張。
「美術界を舞台に、格差や差別と言った現代社会の問題をあぶりだし、痛烈な笑いをたっぷり交えながら、人間の本質を問いかけていく」
とあるけど、私はどこでも笑えなかった。
この怖さ、ミヒャエル・ハネケの映画でも感じた怖さに似てる。
群集の心理、そこに埋もれた悪。
見ればわかる明らかな悪じゃなく、綺麗な仮面をかぶった悪。
でもそれを私たちみんなが持っていて、どこにも優しさや真の平等なんてないんじゃないか。
と足元がぐらぐらしてるような気が。
恐怖って、こんなふうに感じるものかと。
パニックルームにいるような怖さをたっぷりと味わった。


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by dandanjunjun | 2018-06-04 15:05 | 映画 | Comments(0)