あゝ、荒野

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これは賞を取ったりしてる作品なので今更ですがDVDで。
ヤン・イクチュン「息もできない」韓国映画、好きです。苦しいけど。
これは寺山修司原作の長編小説の映画化。舞台にもなってるんですね。
映画のこちら、キャスティングが素晴らしい。
脚本も現代(近未来)に置き換えて色んな要素をぶち込んでるけどぶれてない。
ぴりぴりした緊張感が前編後編ずっと続いて「息もできない」。
新宿の片隅で俯いて生きている青年。
全てを敵に回して闘い続けていないと立っていられない孤独な青年。
二人を引き寄せたのはボクシング。
ジムをしている片目の元ボクサーにユースケ・サンタマリア。
菅田将暉は迫真の演技で若さと共に輝いてるけど、このユースケ・サンタマリアのどこか情に溢れた、厳しい世界にいるのに軽妙で優しさを感じさせる男が抜群に良かったのです。でんでんも良かったし、高橋和也もこんな役上手い。
体張った女優陣も潔くって良かった。
良かった良かったって言うしかないくらい良かった。
ちゃんと意味がわかる。
どうしてこの人たちがこう生きるのか。
観ていてちゃんとわからせてくれる。
他には生き方が選べないということが悲しいけどわかる。
良かった。


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by dandanjunjun | 2018-04-23 11:00 | 映画 | Comments(0)