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つるとはな

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映画を2本観ようと家を出て、一本目が終わったのはちょうどお昼。静かな映画館内のカフェで本を読みながら美味しいカレーを食べて、でもあと1時間半。
外に出るとイベントが。
本のイベントで一箱古本市。
ダンボール一箱分の本を持って参加者がお店を広げる。
ぶらぶら歩いているとあちこちで知り合いに。
知り合いというのは知り合いで。
友達ではない。
挨拶をして出している本を見ると、なんだか一気にプライベートを覗いているようでなんか居心地が悪い。
そこから話が弾んだり、買いたい本があればありがたいけれど、そうじゃないとお暇するタイミングを図らなければ。
ぶらぶらしていた年上お友達にも会ったので座って、今度は出店している知り合いの店で何か買わないと 笑。
お昼ご飯食べちゃったからお菓子を。
スコーンなど、もさもさしそうで買わず嫌いだったけど、なかなか美味しかった。
年上お友達の知り合い出店者カフェでかき氷を買ってひとしきりおしゃべりをして、少し早かったけど、これ以上知り合いに会うのもなんなんで映画館に戻る。
映画館ではいつも静かで可愛らしい女性が珍しく話しかけてくれて。
「イベントで今トークショウをしていた人が最近創刊した雑誌があります。
よかったら映画が始まるまでご覧になってください。」と。
「つるとはな」ku-nelの創刊者の方が退職されてから出したということだそうで。
知ってはないたけど買ったことはない。
この「つるとはな」は、八割方お年を召した方の紹介やらで。
それが出てくる皆さんのかっこいいこと。
むちゃくちゃ洗練されているというよりは、それぞれの歴史を経て当たり前に生きている。
いつ死んでも怖くない。
だけど死ぬまで自分のしたいようにきっぱりと生きている。
そういう気持ち顔や姿に表れる。
近くにいれば頑固で大変かもしれないけど、そういう生き方を尊重して、万が一足りないところを回りが手助けする。
できれば自分もできる限り自分の始末をしたいと最近よく考えるので、この雑誌に出てくる諸先輩方がキラキラと輝いて見えるのかもしれない。
そして、長年愛用している道具たち。
愛着があって使い込まれたものたちも艶々して堂々とそこに居る気がする。
そんなことを考えながら秋の夜にピアスを。
カルセドニーとヴィンテージの金具で。
by dandanjunjun | 2015-10-06 06:58 | Comments(0)