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ミス ブルターニュの恋

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WOWOWで。
未公開作品、これの前は「殺意は薔薇の香り」フィリップ・クローデル監督。
ダニエル・オートゥイユがかなり太っていて驚いた。お腹が凄いことになってる。
ある日ふと知り合った若い女性がジリジリと近寄ってくる。
というと胡散臭い感じなんだけど、嘘なのか誘惑なのか、はたまた恋なのか、中年男は揺さぶられながらも紳士でいようとする。
魅力的な陰のある若過ぎる女性にある種の感情を持ったことは事実だろうけど、長年連れ添った妻を愛しているのも事実だし、若い子と遊ぶには疲れていたということも。
兎に角、ダニエルは歳をとり太っていた。

さてドヌーヴ様は。
これまた豊満。
レストランを切り盛りする。
母と二人暮し。
夫には先立たれ今は妻帯者と不倫中。
その妻帯者は25歳の女を妊娠させて妻から追い出されたらしい。
絶望するベティはあてもなく車で飛び出してしまう。
煙草が吸いたいが為に老人の家で巻きタバコをご馳走になったり、50キロ先のバーまで買いにいったり。
そう、これはロード・ムービー。
バーで知り合った男と一夜を過ごし(飲み過ぎて記憶なし)、帰ろうと走り出すも孫を迎えに行くことに。
店は経営危機だし、母親はなにかと煩い。
恋人には振られ、娘には恨まれて。
久しぶりに会った孫を孫の父方の祖父に送り届けるミッション。
11歳の孫と撮影当時69歳のカトリーヌ。
大人子供の区別じゃないし、孫を猫可愛がりもしないけど、自然に助けあっていく。
地図を読めないおばあちゃんは素直に孫に頼む。
事情により一文無しになった2人は仕方なく元ミスブルターニュの集まりに行く。
泊まれるしご飯食べられるし。
遡ってこのミスブルターニュの大会の事故で恋人を亡くしたベティは本人曰く抜け殻になって、結婚しても夫や娘を愛さず仕事に没頭していたらしい。これは娘の言い分。
最愛の人を失った悲しみは本当だろうし、レストランの経営も必死だったろう。
夫は愛人と食事中に亡くなって、その愛人の夫が自分の愛人だったと。
人生は複雑だ 笑。
だけどどれも事実で真実。
そして多分娘を愛していた。
伝わらないこともある。
昔美人だった人。
気がつくと歳をとって回りには誰もいない。
そんな寂しい女をカトリーヌ・ドヌーヴはきっちり演じてる。
本当にそんな人に見える。
だけど正直な彼女はどこに行っても誰かにてを差し伸べられる。
彼女は愛される人だ。
愛される女を豊かに表現している。
若く美しくスレンダーな姿も見せ、太った身体でドスドス雨の中を走り。
裸とまではいかないがベッドで抱き合う姿もちゃんと映し。
変わらない美しさというのは稀で。
変化も悪くないと思わせる度量は大したものだと同じ女として拍手を送りたい。
劇場公開はされてないので観た人の感想をちらっと見たら、ありえない話だとか、カトリーヌ・ドヌーヴの顔は修正 笑 されすぎだとか。
そんなのどうでもいいよって言いたくなる。
by dandanjunjun | 2015-06-15 14:27 | Comments(0)