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幸せと不幸せ

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作品名女の一生
もちろんモーパッサンの原作も読んでない。
私が見たのは野村芳太郎監督1967年。
この映画に関して言えば、出てくる女はみんな不幸だ。
登場人物たちがみんなそうは思ってないだろうけど、これが時代だと言われればそうなのかもしれない。
大地主の娘には一緒に育った女中がいて。
身分の差はあるが仲の良い2人。
つまりこういう事が成り立つ家だとも言える。
使用人を家族のように大切にする実直な父親(宇野重吉が良い)気取らない母親の元、美しく傷一つなく育った娘がドンドン奈落の底へ。
本当に何一つ取っても明るく話せる楽しい話はないが、まあ年をとって苦労の末収まるところに収まるという感じだけど。
そんか最後を、やっと幸せが訪れたなんて言うとこがまた悲しい。
舞台で見たかったと思ってたけど、こういう内容ならあまり見たくない。
映画としてストーリーとしてつまらないわけじゃないけど、明るさのない話は切ない。

by dandanjunjun | 2013-12-17 22:38 | Comments(0)