2010年 04月 06日
フローズン・リバー
またまた貸切の映画館で、ゆったりと一人楽しませていただきました。
観ながらずっと、頭の中は「母親」って・・・。
アメリカとカナダの国境の町。
夜はマイナス30度。
トレーラーハウスに住む主人公は、夫にお金を持って逃げられ、子供二人と途方に暮れる。
夫を捜す暇もなく、必死でお金を稼がなければ食べてもいけない。
追い詰められた状況で、否応なく強くなっているとは言え、どの母親も強い。
強いというよりは、必死なんだ。
この映画、どん底の状況ではあるけれど、正しい選択かと聞かれれば頷けないけど、それでもその中で、最善とはいえないか・・・やっぱり必死の選択は、自分もしてしまうかもと思えるし、どんな状況でも、思いは遂げられると。
母親である、女性二人の、いつの間にか出来上がってた友情以上の絆。
けんかしながらも、親に従い弟の世話を焼く息子との絆。
画面いっぱいの氷は、寒さと緊張感を強調し、女性二人の危なっかしい犯罪にハラハラ。
落とすだけでなく、春のような希望が見えるラストがとても良かった。
やっと春。
ストーブを消しても、家の中を歩きまわれるようになった(笑)
活動開始は2階のカーテン。
明らかに寸足らずなんだけど、春だし(笑)
by dandanjunjun
| 2010-04-06 11:45
| 映画
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