預言者

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私ったら、最近問題になっているのがこの映画だとばかり。
まったく・・・。
というわけで、正直すっかり理解はしていないのですが、
それにしたってこの映画、私のようなわかっていない人にも、残酷なシーンもあるけど、見ごたえのある映画になってる。
まだ19歳のアラブ系青年が刑務所に。
その刑務所と言うのが、これが刑務所と疑うような場所で。
壁はあるけれど、そこはまるで小さな戦場。
縄張り争いのようないざこざがならまだ良いほうで、ありえないことが起こっている日常。
その渦に巻き込まれる青年が、やがて這い上がっていく。
この映画、目を背けるシーンがあるのに、何故かとても後味が良いのは、ラストの締め方だと思う。
暗闇に生きていくのかと思ったら、お日様の下を堂々と幸せそうに歩く青年が眩しく、何故だか「良かった」と思ってしまうから。
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by dandanjunjun | 2012-09-29 16:21 | 映画 | Comments(0)

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ファン・ジョンミンといえば・・・。
「ユア・マイ・サンシャイン」だったか、田舎もの丸出しで、まるでそこいらへんにいた人をキャスティングしてしまったんじゃないかと思ったほどでしたが・・・。
少しスリムになったためか、いや、ただの役作りのせいだったのか、今回の刑事役は、「あれ?なんかかっこよくない?」って一瞬目を疑う場面もあった。
凶悪犯罪者を捕まえられない警察、敵対する検察、美味しい汁を吸おうとハイエナのように群がるゼネコンや暴力組織。
韓国って格差がはっきりとしている。
「普通の人」じゃ面白くないからか、ドラマにも必ずお金持ちと貧乏それもものすごくはっきりとした区別が(笑)

この映画も警察大学出身がエリートでそれ以外は出世できないという警察組織の不平等を逆手に取り、出世を餌に「犯人でっちあげ」を上司に打診される主人公の悲劇を。
やられたらやり返す。
その繰り返しでお互いの首を締めあうのだけれど、結局は弱いものが負ける。
その構図を覆すのかという期待は脆くも崩れ、最悪の結末を迎える。

生ぬるくない、やりすぎともいえる(笑)韓国映画だけど、やっぱり面白い。
俳優もそれぞれの役割をとことん演じているように見える。
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by dandanjunjun | 2012-09-26 13:53 | 映画 | Comments(0)

アリス・クリードの失踪

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「アリス・グリードの失踪」

なんだか評判がよかったので録画。
刑務所で知り合った2人の男が、綿密な誘拐を実行する。
会話は入れず淡々と準備する男達。
そのうちの一人に見覚えが。
そう、あの「ハッピー・ゴー・ラッキー」で自動車教習の教官だ 笑。
ずんぐりした体格に小さな目。
無口な男がぴったり。
ところがこの容姿には全くそぐわない事実が後に。
順調に誘拐作戦は進められるかのように見えたのだが・・・。
確かに上手にクルクルと立場が変わって、ハラハラするシーンの作り方が上手い。
だけど、その割に犯人2人の脇が甘いじゃない?(笑)
だってこの事件の要というのか、思わぬ方向に行ってしまう原因というのがどーも納得いかない。
スリルトサスペンスという売りのわりには「愛してる」ってセリフが多用される。
期待したほどじゃなかったけど、タイトルも誘拐ではなく失踪というところが面白い。
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by dandanjunjun | 2012-09-25 07:55 | 映画 | Comments(0)

灼熱の魂

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心を閉ざしたまま急逝した母親の遺言。
受け取った双子の兄弟が紐解いていく。
口に出してはとても言えなかった自分の過去を、遺言で告白する母親。
背負ったものは想像を絶する壮絶なもので、息をするのを忘れてしまいそうな衝撃。
これはあくまでもフィクションで、70年代のレバノンの内戦を元に書かれた戯曲。
それでもちりばめられた出来事は、その現状なら起こりうることと受け止められる。
最後の「1+1=1」以外は。
こういう人生を歩んだ母親を同じ女性として理解できるかと言えば無理だ。
1人子供を産んだ時点で、手放した子供が頭から離れないなら、私はこの選択はしないだろう。
だから、この映画を丸ごと凄い映画だと思いはしないけど、
こうなった結果を受け入れるしかない母親の残りの人生は悲しいものだと思える。
それでも3人の子供を心から愛していた、それが母親だから。
ただ、ところどころ ? なところがあって。
それはそれでいいのかな。
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by dandanjunjun | 2012-09-20 11:24 | 映画 | Comments(0)

騎馬戦

台風がまもなく来るという土曜日、ぎりぎりセーフで息子の運動会。
相変わらず朝の到着が遅れた私は息子の走る姿を見られず、
「見た?2番だったでしょ?」
「うん、そうだったね」
と誤魔化す悪い母。
なので、辛くても午後は目を皿にして息子を探す。
「あ、いたいた」と騎馬戦の、馬の先頭にいる息子。
合図とともに敵が攻めてくる。
次の瞬間、思いもよらない光景が!
なんと後ずさりしてあっさり帽子を奪われ、2回戦はさらに逃げ回る(笑)
騎馬戦の前は女子全員の棒取り。
引きずられても離さない逞しい女子を見た後だけにわが息子の情けなさひとしお。
これでいいのか・・・。

そんな息子も楽しみにしている寅さん。
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先日あまりの美しさに心を奪われた、木暮実千代さんが、桃井かおりのお母さん役で登場。
田園調布の奥様もお似合い。
布施明がなんだかかわいい。

そして
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今回寅さんはちょっと脇役。
主役は外人マイケル。
そしてマドンナは・・・さくら!
堂々のマドンナ さくらはやっぱり素晴らしい女性です。
「ひろしにはだまってろよ」
と寅さん、やっぱりお兄さんだな~。
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by dandanjunjun | 2012-09-18 12:11 | 家族 | Comments(0)

雪夫人絵図


溝口健二。
ほんとのとこはどうか知らないけど、
何しろこの雪夫人の美しさ、儚さ、そして愚かさは、
監督の理想の女性像ではないかと。
そうでなければ、こんなに女性を美しく撮ることができるのか。
画面に映る木暮実千代さんは目がくらむような美しさ。
綺麗なのに隙だらけのダメな女は、賢い女より惹きつけられる。
佇まい、動作、今ではもう見ることのできない本物の女性の美しさ。
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by dandanjunjun | 2012-09-13 11:22 | 映画 | Comments(0)

あっ、やば。

少し涼しくなると、決まって白いご飯が美味しく感じられるのは私だけ?
秋口からジリジリと体重が増えていくのが毎年恒例のようになってしまっている。
そこへ、まんまと届いたこの素晴らしいご飯の友たち。
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私の友達?の最高齢かしら、83歳くらいかな?Oさん。
私の好きなものばっかりよと 笑。
まじでご飯が食べたくて朝目が覚める。
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by dandanjunjun | 2012-09-11 13:42 | ご飯 | Comments(0)

お受験

昨夜は鈴虫が時々鳴いて、「秋だな~」なんて。
それにしても泣き声が近いなと。
もの凄く近いので、気になっていると。
「家の中にこおろぎが居る」と。
そうか、この泣き声はこおろぎなんだ。
しかも家の中に。
ちょっとびっくり。
隙間の多い我家にはいろんなものが入ってくるらしい。

BSでやっていたのでつい観てしまった。
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滝田洋二郎監督。
なんか日本らしい可笑しさを表現できる監督だな~。
田中裕子さんって本当に可笑しい。
とても上手だ。
あんまり可愛いので検索してみたら、この子役の女の子、今でも活躍してるみたい。
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by dandanjunjun | 2012-09-10 16:01 | 映画 | Comments(0)

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「戦争と平和」も「アンナ・カレーニナ」も読んでないけれど・・・。
ロシアの文豪、トルストイの晩年のこの映画はとても面白かった。
中でもとりわけ、死ぬ間際家を出る原因になる妻との諍いは、その中に愛が溢れ、お互いの考え方に溝が深まるのを食い止めることはできなくても、愛してるという言葉に嘘はなく、だからこそ耐え難い苦痛をお互いにもたらしていることがとても良くわかる。
クリストファー・プラマーとヘレン・ミレンのどちらの演技も素晴らしく良かった。
そこへやってくるトルストイ主義者の青年にジェームス・マカヴォイ。
彼も素直で真っ直ぐな青年を好演。
そして、トルストイの一番弟子チェルトコフになんと、ポール・ジアマッティ。
この一番弟子と妻の争いに、トルストイが穏やかでいられなくなる。
あまりにも大衆に支持を得て、それが1つの宗教のようになり、キリストかとまで言われたトルストイの唯一の真理は「愛」のひとこと。
だけど、その理想を語り書くことだけでは、回りは満足できなくなってくる。
その辺の葛藤とか、そこから生まれる反発、妻をはじめとする世俗的な言い分、全て頷ける、そしてとてもわかり易く描かれて、「じゃあ、読んでみようかな」なんて、ついうっかり思ってしまいそうな(笑)
そんな映画。
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by dandanjunjun | 2012-09-08 13:44 | 映画 | Comments(0)

日本の悲劇

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木下恵介監督。
夫を失った女が、戦後の荒波を乗り越え、息子と娘を必死で育てる。
息子は医学生に、娘は洋裁学校に英会話教室とくれば、苦労は相当のものだと推測できる。
なのに、この子供たち、母親を恥じている。
感謝の気持ちがないわけではないのだろうが、それ以上に母親を許せない何かがある。
戦後の混乱というものが、なかなか理解しずらい私達世代。
といっても、この映画が製作された12年後に私は生まれている。
なんと目まぐるしい時代だったのかと驚く。
生きることに必死で、自分を成立させるため、なによりそれを優先させるこの時代。
その犠牲になった人たち、おそらく脱落した人、負けた人。
そういう悲劇がこの時代にはたくさんあった。
この母親役の望月優子という女優さん。
社会党から立候補して参議院議員を1期務めたそう。
まさに社会派女優。
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by dandanjunjun | 2012-09-06 13:25 | 映画 | Comments(2)