華麗なるアリバイ

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原題「le grand alibi」
アリバイってラテン語なんだ。
原作(アガサ・クリスティ)も読んでないので、この映画としてすごく面白かった。
単純な私には、「犯人誰??」と一人ずつ消去法で消して行くといなくなってしまう(笑)
でも怪しいのもいっぱい(笑)
見事に騙されて満足。
殺される医師にランヴェール・ウィルソン。
結婚後、片っ端から浮気を繰り返す男は、なんと以前ホストである上院議員夫人とも関係が!
その夫人、ミュウミュウなんだけど・・・。
スカートの丈が妙におばさんぽくて(笑)
かわいらしいんだけど、ピリっとしたものが感じられない。
待っていた映画だったから、公開の遅かった映画館の初日に張り切って見に行ったらまた一人(笑)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキの姿を見て、あんなパンツ欲しいな~、でも足の長さ違うしな~と。
無駄がなく、ぎゅっと短めで集中できる。
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by dandanjunjun | 2010-11-30 12:08 | 映画 | Comments(0)

浜辺の女

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ホン・サンス監督。
この監督の最新作は「アバンチュールはパリで」。
もっさりした妻帯者の芸術家が、ある理由からパリに。
偶然昔の彼女と再会したり、同じ韓国女性を好きになったり。
観ているうちに、エリック・ロメールを思い出した。
揺れる心の描写というのか、複雑だったり、予想外の行動だったり、ずるい、情けない、人の裏側がおそらくリアリティを感じられるところか。
パリで撮ってるからかと思っていたら、検索していて以前の作品を観た人のコメントに、エリック・ロメールの名前が・・・。監督がすきなのか、意識しているのか。
ただ前に観た「気まぐれな唇」や「女は男の未来だ」ではそんな印象はなかった。
ただ、韓国ってこうなのか~(笑)
とても保守的だと思っていたから、奔放さが新鮮だったけれど、少しリアル過ぎて(近くの国だから)驚いた。
で、この「浜辺の女」。
このジャケットのような清清しさはまったくなく(笑)とても現実的。
二枚目や美人の俳優を使ってなくて、どこにでもいそうな人たちが、ありそうなことをしてる。
はっきりと「友達の恋人」(エリックロメール)を感じた。
誰もが経験するような日常を淡々と。
フランスと韓国では全く違うはずの感覚なのに、何故か重なり合う部分が。
でも、あくまでも韓国オリジナルもあり。
韓国のどうしようもなく保守的な部分も見えておもしろい。
こういう場面で自分だったら・・・と想像するセリフが自然に聞こえてくる。
極端な描写の多い韓国映画ではちょっと異質なものが感じられる。
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by dandanjunjun | 2010-11-29 13:19 | 映画 | Comments(2)

ハリー、見知らぬ友人

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この前観た「レミング」と同じドミニク・モル監督。
2000年製作だからこっちが先。
以前観たときの印象が強烈に残ってた。
くすぶり続ける違和感、嫌悪感はミヒャエル・ハネケと並んで記憶の中に。
今回観て、ハネケほどの嫌悪感がないことがわかった。
身近にありそうでないっていうくらい。
そして・・・同じ(笑)
異物が混入して目に見えなかった亀裂が拡がっていく。
2本とも、いずれ明らかになると期待しながら観ていると終わってしまう(笑)
わからないまま元に戻っていく。
不確かなものが確かになるだけ。
サスペンスとは思えないし、心理的な部分が惹かれる。
どちらも「答え」はないのに不満はない。
突然現れた友達。
自分は記憶がないのに、相手は怖いほど自分を覚えてる。
気持ち悪いと感じるか、ある種の優越感を覚えるか・・・。
友達はどんどん干渉し始める。
古い友人、会社の上司という設定は、ガードがなく自然に無理なく入り込ませるにはどちらも良い素材。
自分を好きな人というだけで心を許してしまいがちな人の習性というものがよくわかる。
どちらもハネケの後味の悪さはまったくなく、穏やかな生活に戻る。
夢か幻のような体験。
どちらにも出てくる小道具があった。
使い方は違うけど同じもの。
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by dandanjunjun | 2010-11-27 13:56 | 映画 | Comments(0)

武士の家計簿

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佐賀県で開催中の「バリアフリー映画祭2010」。
この県では毎年「古湯映画祭」というのが開催されてて、継続年の長さは国内2番目だとか。
数日間のプログラムに合わせて出かけるのは難しく、気がつくと終わっていたというのが例年。
今回は無料券があると誘ってくれる友達が。
お陰で初映画祭(笑)
行ってみてバリアフリーを体感。
ナレーションが入り、セリフ以外に情景が伝えられる。
これが可能な映画は限られるのかもしれないが、こういう試みは更に広がっていくと嬉しい。
たくさんの人が楽しめる映画、映画館であってほしい。
映画を観ると同時に、本を読んでいるような感覚で一度に作品を堪能できる。
この映画、監督は森田芳光。
派手さはないが、誰が観ても楽しめる良い映画。
子供にも見せたいと思う。
家族の繋がり、思いというものがゆっくり静かに描かれる。
最近の松阪慶子ってほんとに良い(笑)
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by dandanjunjun | 2010-11-26 15:14 | 映画 | Comments(0)

レミング

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レミングって何だろうと思ってたら・・・鼠だった。
北欧にしかいない鼠がフランスに!って。
シャーロット・ランブリングとジャルロット・ゲンズブールと鼠(笑)
とてもフランスならではと思わせる映画。
画面が信じられない(笑)
展開が読めない。
というのかまったく理解を超えてるんだけど興味を持ってしまう。
こういう筋書きを迷いなく演じているシャーロット・ランブリングはさすが。
謎は謎のまま、なにも明らかにならないで(鼠の消息はわかったけど)静かに振り出しに戻っていく。
どう見たらいいのか曖昧だけど、ぶれてしまいそうな土台が思ったよりしかっりとしていたという後味。
この監督この映画の
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「ハリー 見知らぬ友人」
久しぶりに観ようと思ってたところ、これは偶然か。
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by dandanjunjun | 2010-11-25 12:09 | 映画 | Comments(2)

天が赦し給うすべて

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ものすごい正統派ラブロマンス(笑)
美しい未亡人(前髪くるんが老けて見えるんだけど、おそらく40手前)にははすでに成長した二人の子供がいる。周りが再婚を勧めるが、慎重で慎み深い本人にはその気がない。
以前から出入りしていた庭師と初めて言葉を交わす。
誰にも媚びず、芯の通った生き方に好感を持つ。
自然に触れ、彼の求める自然な暮らしを見せられ、一気に惹かれあうように。
歳の違い、生きる環境の違いを、二人は乗り越えられるのか・・・っていう話。
女優さんのアップはすごい(笑)
なんていうのかうるうるしてるし、主役の俳優は肉体派のさわやかで曇りなし!
これ、なんで借りちゃったのか(笑)


日曜に引き続き、昨日もまた試合。
緊張感が少し途切れてしまったのか・・・まあ、勝てる相手には勝ち、強い相手には負け(笑)
団体戦というのがあって、3人一組で各クラブ対抗。
うちの息子たちは綺麗に茶帯が揃った。
相手は・・・小さくてどう見ても低学年、帯は白黄色。
組み合わせが良くないね~なんて余裕で見てたら・・・負けた(笑)
先生に呼ばれ、3人怒られたのは言うまでもない。
子供たちが3人ずつで作戦を練る姿は見ていてかわいらしい。
わざと強い相手に格下の子を戦わせ、確実に2勝を狙ったり。
冷え冷えとする体育館で昨日は8時間!
それでもこういう観戦もあと少しと思うとちょっと寂しかったり。
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by dandanjunjun | 2010-11-24 16:12 | 映画 | Comments(0)

涙を堪えて

昨日は猛暑の夏から久しぶりの息子の空手の試合。
最近ポツリと息子が言ったのは「中学生になっても空手続けていい?」
現金なオトナの私は、折角だから黒帯まで(現在茶帯)と思ってたので、
「いいよー、他に入りたい部活があっても籍は残して行ける時に練習に行けば?」と。
しかしながら・・・息子に格闘技は向いてない。
6年頑張って続けてはみたものの闘争心というものがちっとも出てこないし、上達も遅い。
そんな事を考えながら、なんで続けたいのかな??くらいに練習も見ない親は勝手なことを考えて・・・。
いつものように、お弁当を作って午後の部へ。
息子の試合が始って・・・驚いた。
今までと違う。
始って早いうちに顔面にくらってしまい、みるみる赤くなっていく。
よく見ると涙も。
あ~、もうだめかと思っても、息子は前に出ていく。
気持ちが負けてないってこういうこと。
今までは全然前に出て行けなくて、自分より小さくて細い相手に押し切られてたのに。
涙も堪えて、必死に向かっていく。
今度は相手の顔が赤くなって。
引き分け。
よく頑張ったと気が気じゃない私を尻目に、大きく呼吸をした息子はもう一度前に進んだ。
大袈裟な親ばかですが(笑)他の子がどうであろうと、これは間違いなく目に見える息子の成長で。
私は涙を堪えるのが大変。
なんとこの試合、息子が勝った。
2回戦も破れはしたものの、おそらく格上の子に逃げることなく向かっていけました。
強い子は、大人顔負けの強さで試合は恐いくらい。
昨日は面ホーという顔のプロテクターをしない試合だったので、あちこちで泣いてしまう子が。
それでもみんな必死に涙を堪える顔がかわいい。
小さな体でみんな一生懸命相手に勝とうとしている。
帰りの車で聞いた。
夏と全然違ったのはどうして?自分でもそう思った??と。
6年生になると中学生から練習を受ける。
相手は本気でやってると。
その中学生は、初めて息子を見学に連れていったとき、私が一目ぼれしたY君(笑)
空手というものを見たことなかったけど、なんてかっこいいんだろうと、当時4年生くらいだったY君を見て、ちょっとドキドキしてしまった母(笑)
遥か遠い存在の、とっても強いY君が、手加減なく(してるとは思うけど)自分に稽古してくれるのが、嬉しかったみたい。
ちょっと対等に扱われたと思えたのか。
なんにせよ、自分が変わりたいと思わなければ変われない。
変わりたいと思い、変わった自分を誇らしく感じている息子を見ていちいち胸が熱くなる親ばか母さんでした。
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by dandanjunjun | 2010-11-22 09:41 | 家族 | Comments(4)

早春

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戦後のサラリーマンの日常を描いた小津作品。
満員電車に揺られ、安月給で、辺鄙な田舎に転勤させられる。
今とあまり変わりない状況に苦笑い。
ロボットのような生活が嫌で脱サラしたり、小さな工場を切り盛りしたり。
どちらも相手方がちょっぴり良く見える。
そんな退屈とも言える生活の中で甘い誘惑。
すっぽりはまってしまう2枚目は池部良。
誘う奔放な女に岸恵子。
若い頃は比較的誰でも美しいもの。
この岸恵子という人は飛びぬけて美しいが、年齢を重ねて更に美しくなる稀な人。
少々投げやりな若い女は妻帯者である男に執着心を抱く。
不倫ものとはいえ、小津監督らしいゆっくりとした流れで、笠智衆、山村聰が若い二人を導く上司に。
先日亡くなった池部良。
煮え切らない二枚目が様になる。
戦友同士の集まりでは、まさに掃き溜めに鶴(笑)
モノクロなのに、ライトがあたっているような輝き。
セリフは一言「どこで?」
時々聞こえてくるお隣のおばさん、杉村春子の甲高い声が嬉しく、浦辺粂子の母親役も良い。
二枚目を夫に持った女の苦悩とでもいいましょうか(笑)
色男、金と力は・・・を地で行く男はタイミング良く田舎に転勤で、愛人とは別れ、妻の赦しも得るのでした。


いただきもののジャム
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ジャムの瓶は大好き。
この瓶もかわいすぎる。
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by dandanjunjun | 2010-11-20 14:12 | 映画 | Comments(2)

恐怖省

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オープニング、一人の男が後にするのは・・・精神病院。
フリッツ・ラング。
母の会、チャリティー、占い、ケーキ、降霊会と、繋がらないモノを繋げていく面白さ。
古さは感じるけど、良い意味で。
細かい演出は今見ても十分楽しめる。
テンポも良く、さくさくっと事が進んで行くのを追いかける。
「M」が観たい。


Qママさんのブログで紹介されてた韓国のイム・クォンテク監督。
「祝祭」と「風の丘を越えて」を。
「祝祭」は葬式を通して国民性のようなものを垣間見る。
こんなに近いのに文化は異なるんだと実感したり。

「風の丘を越えて」
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このジャケットからは想像できない激しさ。
「バンソリ」というのは伝統音楽。
唄と太鼓で旅芸人のような暮らし。
養子として引き取られ唄を教え込まれる姉と、連れ子として母親を亡くしたあと血のつながらない父に育てられる弟。姉は素質を見込まれているが、父親の異常な「バンソリ」への執着に反発を覚える弟は家を出る。
主演女優は吹き替えなしの本物で、唄は体の芯に響く。
一生を「バンソリ」に捧げる父娘。
「魔物」のようにとりついて離さない「バンソリ」というものがなんなのかは、簡単に理解はできないけど、聞こえてくる唄を、ただただ凄いと感じる。
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by dandanjunjun | 2010-11-19 12:19 | 映画 | Comments(0)

こうなった場合・・・

昨日から義父母は義弟家族の元へ。
なので、営業は私たち二人で。
うちは朝早くに現場に行く前の職人さんが買い物に寄ってくれるらしく(私は朝は自宅なので知らない)、相当早い時間にお客さんが来ることも。
朝の苦手な私たちなので、夫は店(実家)に泊まり。
この仕事に就いて早13年。
慣れたとはいえ、以前の生活とは全く違う。
サラリーマンだった夫とは朝と夜の数時間を一緒に過ごすだけだったのが、今はずっと一緒。
特に父母不在の時は、正直どちらかがどこかに行かなければ(!)と思ってしまう(笑)。
昨夜息子と二人、テレビもつけず(テレビ壊れてるから)、DVDも観ないで静かに過ごす。
隣で宿題をしながら口を動かす息子。
「終わってからしゃべりなさい」と言いながらついつい話しかけてしまう私。
また2時間かけてビーズを通し、編み始めたら・・・。
なんか色の感じが70年代だわ~なんて悦に入ってると・・・。
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ずれてる(笑)
明らかにビーズ2つ余分に通して、柄がずれてる。
気がついて、はたと考え。
編み進めることに。
だって2時間かけて通したのにやり直すなんて考えられない。
こんなの目立たないから大丈夫。
とは思ったもののやっぱり目立つし、気になる。
糸を切って繋ぐやり方があるから、説明書をよく読めばいいんだけど面倒で(笑)
こういうのはやはりやり直すものなのか。
ココのところが私の弱点(笑)。
きちんとやり直せばすっきりするのに。
こうなった場合・・・あなたならどうする。
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by dandanjunjun | 2010-11-18 10:56 | 手芸 | Comments(2)