カテゴリ:映画( 568 )

セブンシスターズ

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年に一度の楽しみなイベント。近くの映画館の開館周年イベントの「オールナイト上映会」。
何を上映するかはお楽しみ。
ちょっとしたヒントやその年の話題作や諸々の条件から推測するのも楽しいし、映画館スタッフが頭を捻って選んでくれる作品に身を委ねるのもこれまた至福。
他県からの参加者もいる人気イベントで、今年はお笑いの芸人さんのコントも入って3本の上映。
1本目は
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という、オールナイト上映に当て込んで一晩の若者たちの様子をLIVEのように感じながら。
ちょっと若すぎて、妙齢の私たちには歯がゆい感じもいたしますが、そこはそれその場を存分楽しみます。
正直私は勘違いをしていて1本目はホラーと思っていたので最初から最後までいつからか怖くなると思い込んでいたので、「え?」という思いもあったにはあったけど、それはもう私の勘違いだから。彼らにとって、つまり若者にとって一晩がいかに大切だということを甘酸っぱく思い出したり、そんな時間あとの人生にとっては通り過ぎる風のようだなどと思ってみたり。
そんなことを色々考えながらの鑑賞。
2本目が今日のタイトルにもある
「セブンシスターズ」
この女優さん、「ミレニアム」の方だそうで。
私はオリジナルしか観てなかったので、そうかな~などと思いつつ、タフな女性のアクションに見入ってしまった。
近未来、人間が増えすぎて中国みたいに一人っ子政策を。
そこに生まれた7つ子ちゃん。
7人でそれぞれ1日ずつ1週間を過ごす。
絶対のルール。
だけど自分以外の私が残り6日間をどう過ごしているのかは事務的なことしかわからない。
ある日1人が帰ってこなくて。
普段あまりアクション映画を観ないのでたまに観るとすごく面白いし、この映画ストーリーもよくできている。
満足して休憩におそば食べて最後の1本。
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大林宣彦監督のデビュー作。
監督の新作映画「花筐」は唐津で撮影したという記念すべき作品。
にちなんでのチョイス。
これがホラーだった 笑。
主演がまだかわいらしい池上希実子さん。
無駄に脱いでる 笑。
まだ子供みたいな大場久美子さんも脱いでる 笑。
なんだかひっちゃかめっちゃかで、しかも途中とうとう寝てしまったけど既成概念を逸脱した凄い作品だった。
デビュー作からこんなことしてたんですね監督。
「かもめんたる」というコンビのコントも凄く面白くて大満足の7時間。
眠いような眠くないようなまだ暗い朝の道を帰路につきましたとさ。



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by dandanjunjun | 2017-12-18 13:40 | 映画 | Comments(0)

ぼくのおじさん

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「ぼくの伯父さん」といえばジャック・タチですが。
これはまた可笑しい。
松田龍平って面白い役者さん。
「まほろ駅前」シリーズも合わせてwowowで観てたので比べても面白い。
間が良いのか。
浮世離れしたとぼけたというか、呆けた顔?
特に「まほろ駅前」の時は魅力的。
大きいのか小さいのかわかんない役がぴったりで。
先日の「幼な子・・・」もそうだけど、日本人ならわかるというか、日本らしさの出てるストーリーは面白いと思う。
共感というよりは客観的に観て面白いと思える映画は日本映画の強みになる。
「永い言い訳」があまりパリでお客さんが入ってないと何かで読んだ。
あの作品がすきかどうかは別として、現代の日本人らしさは感じられるのでそういう意味で面白いと思ってもらいたい。


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by dandanjunjun | 2017-12-16 11:58 | 映画 | Comments(0)

フィラデルフィア物語

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タイトルはあまりに有名で、有名だけど観てなかったので、BSプレミアムでやってたので録画。
二人の二枚目、30代で惚れ惚れするようなお二人。
はねっかえりのお金持ちキャサリン・ヘップバーンと離婚したケーリー・グラントが、再婚前日に現れて・・・。
ジェームス・スチュアートって若いときはこんなにかっこよかったのね。
なんかハンサムとはいえちょっと公務員ぽいというか。
おじスーツしか思い浮かばなかったけど、この頃のスーツはタイトでかっこいい。
スレンダーなキャサリン・ヘップバーンのドレス姿がエレガントで素敵。
酔っ払ってる姿がかわいくて。
勝気なお嬢様は素直になれなかったけど最後はあっという間にハッピーエンド。
洒落た台詞とテンポが良くてあっという間に見終わった。



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by dandanjunjun | 2017-12-15 14:59 | 映画 | Comments(0)

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久しぶりのエミール・クストリッツァ監督兼主演。
相手はボヨヨ~ンモニカ・ベルッチ。
相変わらず美しいし豊満。
さて映画の内容は、相変わらずの音楽とテンポのよさ。
隣同士で戦争を続ける村で牛乳配達をしているつらい過去を背負った男と、美しいが追われる身の女の逃避行。
根底にある「愛」がほとばしり、生命観溢れる内容です。
目新しくなくても、はちゃめちゃな人たちの勢いのある力は観る人に元気をくれる。
あくまで戦争をベースというか端っこに置きながら「愛」を伝えようとする監督の愛が感じられる。


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by dandanjunjun | 2017-12-14 16:56 | 映画 | Comments(0)

幼な子われらに生まれ

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「淵に立つ」の浅野忠信が良かったので上映中の映画館へ。
重松清原作。
日本らしいストーリーだと思う。
日本ならでは。
再婚同士、お互い子供もあり。
一生懸命頑張っている家族、夫婦。
血のつながらない子をかわいく思えないのは、離れて暮らすわが子を想うから。
どれ一つとっても頷けるし努力はたいへんだろうと思う。
だったら再婚なんてという問題ではない。

奥さんの連れ子のお姉ちゃんが反抗し始めて。
これが発端で徐々に亀裂が入っていく。
その亀裂は今まで見えないように隠していただけで、ずっとあったんだろう。
自分より本当の子供がかわいいんだという嫉妬。
見たことのない「パパの子供」はパパに愛されている。
これは多感な時期の女の子にとって付きまとう問題だ。
寄せ集めの新しい家族でも、人は守ろうとすれば守れるんだ。
努力なくして自然に家族になれればそれにこしたことはないし、情は移っていくものかもしれないけど、家族ってただでさえ大変だから。
気がつかないフリ、傷ついてないフリ、幸せなフリ。
いつのまにか本当に幸せになれる。


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by dandanjunjun | 2017-12-13 17:47 | 映画 | Comments(0)

ポルト

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一度投稿したつもりができてなかった。でも、とても良い映画だったので再度。
男女が出会い一晩を共に過ごす。
高揚する二人の顔。
「愛してる」と迷いのない言葉。
力尽きるまで求め合い、それは永遠のようであったが。
女は婚約者があり、その人との生活を選ぶ。
やがて子供ができ、相手とは離れ一人に。
人生は選択と言うが、少し違う気がする。
迷っているようで迷ってない。
選ぶことは最初から決めている。
たとえハッピーエンドじゃなくても間違いじゃない。
失敗でもない。
たとえ遡っても同じ道を歩むはず。
それを教えてくれるようにこの映画ばすっと終わる。
あっけなく終わる。
だってその先は必要ないから。
美しい町並み、二人の愛。
たった一晩のことなのに大切な時間。
それをたっぷりと味わえる。


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by dandanjunjun | 2017-12-13 11:47 | 映画 | Comments(0)

ハングリー・ハーツ

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顔が長いけど好きな俳優さん。wowowで録画。偶然のハプニングで奇妙に出会った二人は付き合うようになり、彼女の転勤を機に結婚。というか、転勤させたくない彼が妊娠させたといってもいいかも。とても愛し合っていたので彼女もすんなり仕事を辞め子供の誕生を楽しみにしているようだったが。
結婚式の日に二人が見た(夢か?)鹿が撃ち殺された風景が彼女に何かを掲示したのか、何度も夢に見る。
食欲がなくなり病的に子供をまもろうとするようになり・・・。
現代の西洋医学を拒否。菜食主義も徹底して、胎児のうちから栄養不足。
自然分娩を固辞しても羊水が足りなくて危険に。
もうすでに精神的に病んでいたけど夫は妻を愛しているし優しいし強く辞めさせられない。
出産して世間から離れ子供と家の中だけで過ごそうとする妻だけど、子供はミルクも当てないから成長が遅れてしまう。
さすがに夫が危機を感じ病院へ。
妻に隠れてこっそり食べ物を与えたり。
あくまでも妻を責めず守ろうとする夫が立派なんだけど、これはやっぱり病気だからつらいけどしかたない。
子供と母親を離そうとするけど、この後悲劇が。
どこでどうしてこうなったのか。
最初からもう一度観てみたけど妻が傾いていく要因の発端は「鹿」で。
その後占い?みたいなのにも聞いてたけど。
もっと遡ればみえてくるのか、正直そこまでわからないから「こういうことってあるかも」くらいの感じか。
「汚したくない」
みたいな気持ちは、もしかしたら妊娠中や子供が小さいとき思ったことがある人は少なくないかも。
今の世の中守りすぎたら免疫なくて抵抗力つかなくなっちゃってもね~とは考える。

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もう1本wowowで。
邦題失念。出産を控えた夫婦のアパートの下の階に同じく出産を控えた夫婦が越してくる。
年の少し離れた夫婦でちょっとミステリアス。
妻がなんとなく興味を持つ。
これはなんかサスペンスというか。
怖い話なんだけど、結果完全犯罪。
緻密な計画でなきゃ成立しないし、妻の精神状態とか、過去とか行動パターンとか全てクリアするには少し浅いかなとも思う。
夫があっさり騙されてしまったのがちょっとなー。

昨夜映画館へ。とても短い映画だったけど印象深かったので次回に。



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by dandanjunjun | 2017-12-08 11:20 | 映画 | Comments(0)

アスファルト

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サミュエル・ベンシェトリ監督って面白い。全体的にグレー。無機質なアスファルトというかコンクリート。
そこに住む一見普通の人たちの体温。まくしたてる台詞もなく、日常がなんて面白いんだろう。そこに座ってる老婆を5分見ていたら「え?」っていうことないですか?
なにこのひと可笑しいって思うこと、一人一人どんな人にもある小さな魅力をさりげなく表現する。誰だってちょっと優しくてちょっと良い人。
とりたてて何もない日常が本当は一番キラキラしてたりものすごく大変だったり。そんな生活観がグレーの日常にぽつぽつと色を落とす。
ほんの一時すれ違うほどの人との関わりが、案外大切な時間になって。
こぼれる涙、こみ上げる笑み、おさえられないひっそりとした感情。
さりげないユーモアがピリっと利いた洒落た映画。
気に入ったのでこの監督の映画をもう一本。


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by dandanjunjun | 2017-11-17 16:05 | 映画 | Comments(0)

人間の値打ち

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ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが出てたので借りてみた。そうか、この人イタリア出身だったのか。テデスキ・・・なるほど。
イタリアのお金持ち一家。そりゃもう裕福そうで。そこの奥様がヴァレリアだけど、お飾り的な。
息子はぼんぼんで、彼女はしっかり者という感じだけど父親がいやらしい。
タイトルの「人間の値打ち」
値打ちというのは文字通り価値をお金に換算する。
保障っていうとそうするしかないからいたしかたない。
将来ある若者と、90歳を過ぎた老人ならその人がこの先生み出すお金を考えれば違って当然だ。
映画の最後に事故で亡くなった人の保険金が出てくるけど、最後までそういう意味で映画を観てなかった。
不幸に亡くなってしまった人を誤って殺してしまった人、もしかしたら殺したかもって人、それを盾にゆする人、取り巻く人全ての値打ち(価値)を考える。
どんな環境で生きていても、「赦す」ことができる人はいつか思いがけず与えられるものがあるんじゃないか。
人の価値を持っているもので判断するのは難しいし間違えがち。






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by dandanjunjun | 2017-11-16 16:43 | 映画 | Comments(0)

50年後のボクたちは

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50年後のボクたちは
私の今年のベストワン。
観る前からそうだったかもなのは、ファティ・アキン監督だから。
少年2人の夏。
マイノリティを軸に描くのは今までもそうだけど、グンと年齢が下がって14歳の男子。
原作が人気だったというから読んでみたいとも思うけど、映画でここまで胸を熱くできたので読むのは辞めておこう。
相変わらずの選曲のセンス。
なによりこの世代をこんなにイキイキと等身大に描けるって素晴らしい。
どこか凄く大人な2人が、そうならなければいけなかった環境にいたせいだと思うと辛いけど、子供たちは逞しくて、大人が思うよりずっとわかっている。
かわいくて、かっこいい。
きちんと相手を理解して、守ることができるお互いがいる。どこかにいるということは大きな財産でそれ以上のものはないだろう。
男とか女じゃなく人として人と向かい合う。
もしかしたら私たち大人が忘れてしまった大切なことがこの映画には沢山詰まっている。

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by dandanjunjun | 2017-11-11 18:11 | 映画 | Comments(0)