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白い肌の異常な夜

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タイトルからして私好み(笑)なのになぜか観ていなかったこれ。
異常(笑)
南北戦争で疲弊した人々。
ひっそりと女たちだけで生活していたところへ、怪我をした敵の兵士が。
北軍は「ヤンキー」と呼ばれてる。
土臭く男尊女卑、人種差別の色が濃い南部に対し少しリベラルな印象の北部人。
警戒しながらも男性不在の女の園では欲望が渦巻き始める。
軽く手なずけていた色男が節操なく片っ端からお手つきをはじめ。
12歳の少女から学園町まで「ヤンキー」の手の中に飛び込もうとしたその夜。
各部屋でそわそわと男を待つ女たち。
一番若いピチピチギャルは待つより攻撃開始。
そもそもこの北軍兵士は、すぐに差し出されれば捕虜にされるか殺されるはず。
それをなんとか逃れ匿われている学園からなんとか抜け出し見方の部隊に合流したいはず。
良い人として相手を油断させればやがてチャンスが訪れそうだったのに。
女たちを手玉に取るのが脱出目的だったようには見えない。
ほぼ色に目がくらんでハーレム状態を楽しんでいただけのように見える。
露骨にあちこちでいちゃいちゃしてればすぐにばれるに決まってるし。
どうみてもまじめな教師や嫉妬深そうな学園町に手を出すのは危険だ。
男が来る以前には学園町の兄(行方不明)が黒人の使用人に手を出したり、どうやら近親相姦の様子も。妹である学園町の回想にも兄との戯れが度々登場。
というわけで、どう観てもカルト・ムービー的なこの映画を、ソフィア・コッポラがリメイク。
もう宣伝写真からソフィア色に。
ニコール・キッドマンにキルスティン・ダンスト。男を誘惑するピチピチギャルになんとエル・ファニング。
黒人の使用人が登場しないことが問題になっているとかいないとか。
大げさに叫ぶ女子や薄気味悪い学園長の過去、70年代の雰囲気たっぷりの変な映画が良かったけど、2017年のソフィア・コッポラ編がどうなっているのかこれはこれで楽しみ。
町山智弘さんの解説をちらっと詠んだら、クリント・イーストウッドってこんな役も多いし、私生活もかなり酷かったそうな。
映画さながらファンにも手をだしたりとお盛んで。
今って、私は好んで観てないけどイーストウッドって燻し銀的な職人監督的位置に収まってる気がする。
女たらしの役はまってたな。


by dandanjunjun | 2018-01-12 15:01 | 映画 | Comments(0)