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フランス映画

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作品名愛のあしあと
大好きだな〜。
こういうフランス映画。
監督はクリストフ・オノレ。
ロジェ・ヴィヴィエの靴が欲しくて街で娼婦をしてた過去を持つ母親は、ドヌーヴ様 笑。
娘役に娘キアラ。
母娘、夫婦、友達、恋人 それぞれの関係がどれも危なっかしいのに、絆を感じる。
特に元夫との切っても切れないなにか。
いや、どっちも切ってはいない。
その愛の表現というのか、長い年月を経て、すっかり年をとった2人の触れ合い方が物凄く柔らかく色っぽい。
「愛なんて砂の入った袋と同じ。重たくて何の役にもたたない」
と言いながら、元夫がいなくなると、どうやって生きたらいいのだろうと。
元夫には、今の夫と別れないと言い、今の夫は長年の妻の裏切りに気がつきながら耐える。
一見軽薄でふしだらかのようでいて、なんとも正直で可愛らしい女性。
ふんだんに、とにかくいつ何時も煙草に火をつける人たちがかっこ良い。
これでいい。
フランス映画はこれでいい。
愛って練習できない、やり直しもできない、落ちてしまったらあとは流されるしかない。

by dandanjunjun | 2013-01-24 21:25 | Comments(0)