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復讐するは我にあり

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今村昌平監督。
緒方拳が5人を殺す凶悪犯。
いわゆる札付きの悪さを繰り返し、刑務所にも入ってる男がお金欲しさに2人を殺す。
緒方拳の表情が見えない。
罪悪感もなく人を殺しお金を奪う。
父親は三國連太郎。
子供の頃、軍人に逆らえなかった父親を見て、自分が軍人に殴りかかる。
父親はクリスチャンで良い人だけどずるい。
何が正しいという理屈じゃなく何かに追い立てられるように当然のように罪を重ねる。
当然のように逃げる。
逃げる途中縁のあった女、これも母親ともども殺してしまう。
つかまって、当然死刑。
その前に面会に来た父親に「罪もない人たちを殺したんだから自分も殺される」それだけだと。
後悔もない。
対照的な親子関係に息子の嫁が絡む。
嫁である倍賞美津子は「巌が死刑になればお父さんと二人になれる」って。
離婚したものの、義父に頼まれ「お父さんのために帰る」。
こんなに積極的に言い寄る嫁(信じがたい)だけど、知ってて「寸止め」のままそばに置く父親はある意味息子より悪い。
かわいそうなミヤコ蝶々(巌の母親)。
人間の奥をつついて膿を出すような見るに耐えない映像もあるけど、一方でこれが人間なんだって思わせる。
殺される女が小川真由美。
一言のセリフが湿っぽい(笑)
たびたび出てくるフェロモン系。
不幸でかわいくて馬鹿な女が殺されるのを拒まない。
首絞められるとこ凄かった。
こういう女優って今はあんまりいない気がする。
母親に清川虹子。
ストーリーよりも役者さん一人ひとりが怪演だ。
Commented by ffffffred000 at 2009-06-16 12:00
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by dandanjunjun | 2009-06-16 11:56 | 映画 | Comments(1)